WaveDynamix は、ネットワーク機器メーカーやサービスプロバイダの開発およびテストエンジニアが 802.11 およびイーサネットデバイスに関する多様な機能およびスケーラビリティテストを迅速に作成するための、WaveTest システムと連携して動作するアプリケーションです。 ベースの 802.11 および 802.11n 標準は合わせて 1500 ページ以上の長さになり、多くの複雑さを含んでおり、高品質製品は十分なテストを行ってパフォーマンスと安定性を検証することが不可欠です。 WaveDynamix™ では、機能コンポーネントを分離してテストを簡単にし、その後で完全なシステムの一部として統合およびテストすることが可能なため、処理を大幅に簡略化できます。


図 1: WaveDynamix スクリーンショット

 

  

特徴:

  • 分離された管理およびデータプレーン
    WaveDynamix は、テスト担当者が管理プレーンとデータプレーンを独立して制御することで前例のない制御を可能にする初の 802.11 テストツールです。 この機能は特にハードウェアエンジニアにとって有用で、クライアントとアクセスポイント間でアソシエーションを確立しなくてもフレームの送受信ができます。
     
  • 対話性の高いインタフェース
    ネットワークは非常に動的で、ネットワーク状態の変化にインテリジェントに反応します。 テスト担当者は、新規クライアントを追加したりフローレートを変更したりして、ネットワーク状態をすばやく簡単に変更し、結果をリアルタイムの図やグラフですぐに確認することができます。
     
  • 通常およびカスタムのトラフィック生成
    ユーザーは完全準拠の UDP またはステートフルな TCP トラフィックのいずれかを作成したり、カスタマイズされたパケットを独立して、または同時に作成したりすることができます。 開発者にとって、カスタムフレーム機能は、フィルタや不良な AP 検出といったコンテンツ別機能のテストに非常に便利な場合があります。 カスタムフレームを使用して、ネットワーク基盤上で DoS 攻撃を生成すると同時に準拠トラフィックの転送動作を表示することもできます。
     
  • 統合されたトラブルシューティング
    迅速な問題識別と分離に役立つ豊富な診断情報およびトラブルシューティングツールが用意されています。 テストセッション中はすべてのポートで統合されたキャプチャ/デコード機能が動作し、予期しないできごとが発生するといつでも、ユーザーは IxVeriWave 無線タップヘッダを使用するプロトコルデコード中の物理および論理レイヤ情報を表示できます。
     
  • 探索テスト
    多くの場合、テスト対象のデバイスが予測した結果を出さないことは簡単に識別できますが、予期しない動作の原因を特定することは困難なことがあります。 修正を作成する、またはより正式なリグレッションスイートを導入する前に問題の原因を特定するため、何らかの実験が必要です。 WaveDynamix は、異なるテスト条件を試し、テスト機器と利用デバイスの両方で応答を検査するための柔軟で効率的なツールを提供します。
     
  • 時間経過結果
    ワイヤレスネットワークにおける多くの問題はクライアントとサーバー間のステートフルな相互作用にまでさかのぼる場合があり、システムの不安定さとして現れることがあります。 WaveDynamix はユーザーがこうした動的な相互作用を作成し、デバイスの応答を時間経過とともに表示する機能を備えています。 高品質のシステムを供給するためにはこうしたさまざまな状態を適切に処理するネットワーク機能が重要です。
     
  • 機能テスト:WaveDynamix は詳細に制御できるので、さまざまな機能テストや否定テストを簡単にサポートできます。 WaveDynamix の対話制御により、ユーザーはテストベッドにおけるステート変更を停止し、テストの各ステップで DUT が正しいステートにあることを確認できます。 この WaveDynamix 機能は、機能障害を特定できるだけでなく、任意の機能障害の原因を迅速に識別する上でも役立ちます。
     
  • 802.11n テスト
    802.11n ネットワークをテクノロジの公表されたレートに近づけるには、各アクセラレーションメカニズムが独立して、および標準構成の一部として、どのように動作するかを理解することが必要です。 WaveDynamix を利用することで、製品開発のすべての段階において、さまざまなクライアントタイプ、トラフィックフロー、QoS 構成、および物理レイヤ状態を持つ 802.11n ネットワークの静的および動的なパフォーマンスをすばやく評価できます。

 

 

ポート仕様

ラベル 説明
ポートタイプ 802.11 またはイーサネット
イーサネットオートネゴシエーション オン、強制、または手動
イーサネット速度 10、100、または 1000 Mbps
イーサネット二重 全または半
802.11 チャネル 1-14、21、25、36、40、44、48、52、56、60、64、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、149、153、157、161、165、またはクライアント構成に従う
802.11 競合 オンまたはオフ
イベントおよびイベントレートカウンタ 特に注記がない限り、すべてのカウントはポートあたりのイベントカウントと 1 秒レートを維持
アドレス指定 送受信ユニキャスト、送受信マルチキャスト、および送受信ブロードキャストフレーム
基本
  • 送受信合計、送受信署名、送受信エラー FCS、送信障害、送信障害 ACK、受信ビーコン、および受信 PAUSE
  • 1>送受信合計レート(Mbps)
  • 最小、最大、1 秒平均、および合計テスト平均待ち時間(mS)
統計グラフ すべてのグラフは 1 秒毎にポート単位の結果を表示
使用可能なグラフ 送受信全フレームレート(fps)、送受信全フレームレート(Mbps)、送受信署名フレーム(fps)、最後の 1 秒間の送受信平均署名フレーム待ち時間

 

 

クライアント仕様

ラベル 説明
クライアントタイプ 802.11 またはイーサネット
802.11 クライアント PHY 802.11ag、802.11b、または 802.11n
802.11ag または 802.11b 設定 送信フロービットレート、送信管理ビットレート、送信出力、フレームエラーレート
802.11n MCS インデックス 0-23
802.11n 帯域幅 20 または 40 MHz
802.11n ガードインターバル 短い、または標準のガードインターバル
802.11n A-MPDU 集約 有効または無効
802.11n チャネルモデル バイパスまたは IEEE モデル A-F
802.11 MAC
CTS-to-self 有効または無効
管理リトライ 0 - 10
データリトライ 0 - 10
802.11 パフォーマンス
アソシエーション前のプローブ ユニキャスト、ブロードキャスト、または無効
非認証の場合は再認証 有効または無効
アドバタイズ WMM サポート 有効または無効
節電 有効または無効
節電リスンインターバル 1 - 65535 ビーコンインターバル
WMM uAPSD 有効または無効
WMM uAPSD サービス期間 要求デリバリ 2、4、6、またはサービス期間毎の全バッファフレーム
レイヤ 2 全般
MAC アドレス 完全に構成可能
レイヤ 2 802.11
SSID 完全に構成可能
チャネル 1-14、21、25、36、40、44、48、52、56、60、64、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、149、153、157、161、または 165
認証 オープン、共有、WPA、WPA2、DWEP、または LEAP
暗号化 なし、WEP40、WEP104、TKIP、AES-CCMP
タイプ PSK、EAP-TLS、EAP-TTLS、PEAP-MSCHAPv2、LEAP、EAP-FAST
認証情報 クライアントにより完全に構成可能な認証情報、暗号化およびタイプにより定まる設定可能パラメータ
レイヤ 2 イーサネット
VLAN タグ 有効または無効
VLAN ID 0 - 4094
VLAN CFI 有効(1)または無効(0)
レイヤ 3
アドレス取得 DHCP または静的
ARP タイムアウト 1 ~ 20,000 mS、1 mS 分解能まで設定可能
静的な IP アドレス指定
IP アドレス 完全に構成可能
サブネットマスク 0 ~ 32 ビットネットマスク
デフォルトゲートウェイ 完全に構成可能
認証 オープン、共有、WPA、WPA2、DWEP、または LEAP
イベントカウンタ すべてのカウンタはクライアント毎にテストセッションの開始以降のイベントカウントを維持
クライアント統計
  • ARP ハンドシェイク: 成功、失敗、およびリトライ
  • DHCP ハンドシェイク: 成功、失敗、およびリトライ
  • 認証ハンドシェイク: 成功、失敗、およびリトライ
  • アソシエーションハンドシェイク: 成功、失敗、およびリトライ
  • プローブハンドシェイク: 実行およびリトライ
  • 送信 Ping、受信 Ping、受信非認証フレーム、および受信非アソシエーションフレーム

 

 

トラフィック仕様

ラベル 説明
トラフィック全般
トラフィックタイプ IP またはカスタム
予定フレームレート 1 秒あたり 1 ~ 1,488,095 フレーム
カスタムトラフィック
カスタムフレーム内容 IEEE 802.11 シーケンス番号とイーサネットおよび 802.11 インターフェース上のフレーム制御フィールドおよび FCS フィールドを除いて完全に指定可能
カスタムトラフィックソース テスト構成内の任意のポート
IP トラフィック
フレームサイズ 64 ~ 1518 バイト
IP トラフィック発信元 クライアントまたはクライアントグループ
IP トラフィック宛先 クライアント、クライアントグループ、またはユーザー指定 IP アドレス
L4 プロトコル ICMP、UDP、またはステートフル TCP
TCP 発信元ポート 1 - 65535
TCP 宛先ポート 1 - 65535
TCP ウィンドウサイズ 2 - 65535
UDP 発信元ポート 1 - 65535
UDP 宛先ポート 1 - 65535
ICMP タイプ エコー要求、エコー応答、宛先到達不可能、発信抑制、リダイレクト
ICMP コード 0 - 255
L4 ペイロードフィル
モード 固定または繰り返し
内容 カスタム、すべて 0、すべて 1、F0:F0:F0:F0、A0:A0:A0:A0、70:70:70:70、または 50:50:50:50
QoS フロー毎に構成可能
ステート 有効または無効
WMM または VLAN ユーザー優先度 0 - 7
WMM EDCA パラメータ BSS アドバタイズメントから導入、または AIFSN、ECWmin、ECWmax、およびリトライ限度を手動で指定
WMM ADDTS ハンドシェイク 有効または無効
TSPEC 設定可能パラメータ TID / TSID、名目 MSDU サイズ、最小 PHY レート、中間データレート、余剰帯域幅許容、およびフロー方向
IP diffserv 有効または無効
IP DSCP 0 - 63
イベントカウンタ 特に注記がない限り、テストセッションの開始以後、カウンタはフロー毎に維持
フロー統計
  • 送受信カウンタ: フレーム、フレームレート、フレームバイト、IP パケット、IP バイト
  • 提案負荷(Mbps)、転送レート(Mbps)
  • 瞬間パケット損失と瞬間パケット損失レート
  • パケット損失、n 個の連続フレームを損失(n=2、3、4、および 5)
  • 最大待ち時間、合計待ち時間、最後の 1 秒間の平均待ち時間、最後の受信フレームの待ち時間(mS)
  • 連続フレーム外受信、最後の受信フレームのシーケンス番号
  • 不良ペイロードを含む受信フレーム
  • 受信平滑化到着時間ジッタ(mS)
統計テーブル 複数のフロー統計が 1 秒につき一度、表形式で更新
テーブル内のフロー数 1 - 16
フロー毎に表示されるデータ フロー統計のいずれか
統計グラフ 1 秒毎のフロー結果単位の全グラフ表示
テーブル内のフロー数 1-16
フロー統計 送信フレームレート、受信フレームレート、受信平滑化到着時間ジッタ(mS)、パケット損失、パケット損失レート、n 個の連続フレームを損失(n=2、3、4、および 5)、提案負荷(Mbps)、転送レート(Mbps)